ラズパイをVNC Viewerでリモート操作(Win & Mac)
ラズベリーパイにキーボードやマウス、外部ディスプレイをつながなくても、使い慣れたWindows/Macからラズパイをリモートデスクトップで操作できるVNC Viewerのインストール方法と使い方を紹介します。
ラズパイ側の準備(VNC有効化)
VNC機能を有効化します。
デスクトップ環境がある場合
ラズパイアイコン → Preferences → Raspberry Pi Configuration の順にクリックします。
設定画面が開きますので、Interfacesをクリックします。
VNCの項目のトグルスイッチが右側になって有効になっているのを確認します。そうでない場合はクリックして有効化します。確認 or 有効化が終わったら、OKボタンをクリックします。
ターミナルを使用している場合
以下のコマンドを実行します。
$ sudo raspi-config
設定画面(Raspberry Pi Software Configuration Tool)が開きます。
マウスは使えません! キーボードの↓キーを押して3 Interface Optionsまで移動します。
Enterキーを押すと以下の画面になりますので、↓キーを押して I3 VNCに移動します。
再度Enterキーを押しましょう。SSHを有効化するか聞かれますので、<Yes>にカーソルが合っているのを確認します。
再度Enterキーを押すと、以下のようにSSHが有効されたとの表示になります。
Enterキーを押すと設定画面のトップに戻りますので、↓キーと→キーで 右下の<Finish>まで移動し、Enterキーを押します。Escキーを押して終了することもできます。
お使いのPCの準備(VNC Viewerのインストール)
Windowsの場合
https://www.realvnc.com/en/connect/download/viewer/ にアクセスします。.exeファイルが選択された状態になるはずですので、Download VNC Viewerボタンをクリックします。
インストーラーを実行します。
チェックボックスにチェックを入れます。
以上でインストールは完了です。
Macの場合
https://www.realvnc.com/en/connect/download/viewer/ にアクセスします。.dmgファイルが選択された状態になるはずですので、Download VNC Viewerボタンをクリックします。
.dmgファイルを開いて、VNC ViewerをApplicationsフォルダにドラッグ&ドロップします。
以上でインストールは完了です。
VNC Viwerの使い方(Windows・Mac共通)
VNC Viewerを起動します。初回は以下の画面が開きますので、Use VNC Viewer without signing inをクリックします。この時、匿名の使用状況データの送信が嫌な場合は、チェックボックスを外してからUse VNC Viewer without signing inをクリックします。
起動すると以下のような画面が開きますので、上部のボックスに raspberrypi.local (もしくはラズパイのIPアドレス)を入力します。
初回接続時、確認メッセージが表示されますので、Continueボタンをクリックします。
ラズパイのUsernameとパスワードを入力し、OKボタンをクリックします。
接続が確立し、Windows/Macのデスクトップ上にラズパイのデスクトップ画面が表示されました。最後にWindows/Macのキーボード・マウスで操作できるか確認します。
なお、ラズパイとWindows/Macでテキストのクリップボードが共有されますので、コマンドやプログラムのコピー&ペーストが行えます。
おわりに
いかがだったでしょうか? ラズパイとお使いのPC間でファイルのやりとりが必要な場合、以下もご参照ください😊
・ラズパイとWindows PC間でファイル転送(WinSCP)
・ラズパイとMac間でファイル転送(FileZilla)