ラズベリーパイのOSインストールと初期設定
この記事では、microSDカードにOSをインストールし、ラズベリーパイを起動して初期設定するところまでを紹介します。
OSの準備
Raspberry Pi Imagerのダウンロードとインストール
まずはmicroSDにRaspberry Pi OSを書き込むところから行いますので、以下のURLにアクセスします。
https://www.raspberrypi.com/software/
Install Raspberry Pi OS using Raspberry Pi Imagerというセクションがありますので、お使いのPCのOSに応じてDownload for macOSもしくはDownload for Windowsのボタンをクリックし、Imagerをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを実行してImagerをインストールします。
OSイメージのダウンロード
ImagerからOSイメージを選択してダウンロードすることもできますが、あらかじめOSイメージをダウンロードしておくこともできます。以下のURLにアクセスすると、様々なOSイメージをマニュアルでダウンロードできます。
https://www.raspberrypi.com/software/operating-systems/
本日使用するOSは以下です。
Raspberry Pi ImagerによるOSイメージのmicroSDへの書き込み
ダウンロードしたOSイメージ圧縮ファイル(.xzファイル)は解凍する必要はありません。ちなみに解凍すると、4GB程度の.imgファイルとなります。このimgファイルをそのままmicroSDのディレクトリにドラッグ&ドロップしただけでは、ラズパイからOSとして起動することはできません。
.imgファイルを展開して個々のファイルとして配置する必要があるため、Imagerを使用して書き込みを行います。Imagerは.xzファイルの解凍、.imgファイルの展開と配置を両方やってくれます。
まずはImagerを起動します。起動したら、CHOOSE OSボタンをクリックします。
ここから書き込みを行うOSを選択することもできますが、既にOSイメージをダウンロード済みなので、下までスクロールします。
1番下のUse customをクリックします。
新しいウィンドウが開くので、.xzファイルを選択して開くと、OSイメージがセットされます。
次はmicroSDカードをUSBハブに挿入し、PCに接続します。
ImagerのCHOOSE STボタンをクリックします。
約16GBのドライブが表示されているので、クリックします。
ストレージがセットされました。次にWRITEボタンをクリックします。
確認メッセージが表示されますので、YESボタンをクリックします。
書き込みがスタートしますので、しばらく待ちます。
書き込みが完了すると検証が始まりますので、しばらく待ちます。
書き込みが完了すると以下のようなメッセージが表示されますので、microSDカードを外し、CONTINUEボタンをクリックします。
ラズパイの準備
microSDカードのラズパイへのセット
ラズパイを裏返すとmicroSDカードスロットがありますので、OSを書き込んだmicroSDカードを奥まで差し込みます。
奥まで差し込んでもこのように少し出っ張ります。
周辺機器の接続
ラズパイはmicroSDカードをセットして電源を入れれば起動しますが、初期設定を行わないとネットワーク経由で操作できないので、はじめて電源を入れる前にマウス、キーボード、ディスプレイを接続し、初期設定を行います。
まずはマウス・キーボード共用のUSBドングルをUSBポートに差し込みます。どのUSBポートでもかまいません。
次にmicro HDMI – HDMIケーブルを使用してラズパイと外部ディスプレイを接続します。ラズパイのmicro HDMIポートは2つありますが、HDMI0と書いてある左のポートを使用します。
ラズパイの電源投入
ラズパイ4では電源はUSB-CポートからDC5Vで3A以上を供給する必要があるため、USB-Cタイプで3A以上が供給できるACアダプターを使用します。
プラグをラズパイのUSB-Cポートに差し込みましょう。
ラズパイには電源スイッチはありませんので、ACアダプターをコンセントに差し込んで電源を供給しましょう。すぐにPWRの赤色LEDが点灯し、ACTの緑色LEDが不定期に点滅するはずです。
しばらくすると外部ディスプレイにデスクトップが表示されます。これで起動は完了です。
ラズパイの初期設定
Nextボタンをクリックします。
Set Countryでは国の設定を行います。デフォルトではイギリス、イギリス英語となっています。
お好みで変えて良いのですが、以下のように設定し、Nextボタンをクリックします。
Country: Japan
Language: Japanese
Timezone: Tokyo
✔ Use English language
反映されるまでしばらく待ちます。
次のCreate Userではユーザー名とパスワードの設定を行います。
あまり推奨されませんが、ここではユーザー名はpi、パスワードはお好きなものを設定し、Nextボタンをクリックします。
ユーザー名にpiを指定すると注意が表示されますが、ここではOKボタンをクリックして次に進みます。
次のSet Up Screenはデスクトップ画面上部のタスクバーがうまく表示されてない場合に使用しますが、通常の外部モニターでは問題なく表示されますので、そのままNextボタンをクリックします。
Select WiFi NetworkではWiFiのアクセスポイントを指定します。スキャンが終わるまでしばらく待ちましょう。
アクセスポイント一覧が表示されたら、お使いになるSSIDをクリックし、Nextボタンをクリックします。
アクセスポイントのパスワードを入力し、Nextボタンをクリックします。
アクセスポイントに接続するまでしばらく待ちましょう。
次のUpdate Softwareの画面では、OSをアップデートするか聞かれます。Nextボタンをクリックします。
セットアップが完了するとこのように表示されますので、Restartボタンをクリックします。
再起動後、デスクトップが表示されれば初期セットアップは完了です。
おわりに
いかがでしたでしょうか? ぜひラズパイをセットアップして使ってみてくださいね😊